表面プラズモン共鳴センサを用いた間接競合法によるフルフラールの検出

摘要

表面プラズモン共鳴センサと抗フルフラールモノクロー ナル抗体を用いて体臭成分のフルフラールの検知を試み た．オリゴエチレングリコール鎖を有する自己組織化単分 子膜にフルフラールの類似物質OOP，CBZ， FFC を固定化 した．間接競合法により，検出限界は, OOP，CBZ, FFC セ ンサ表面でそれぞれ，470, 260, 190 ppb となった．ヒトかど うかの同定は複数種の体臭成分の同時検出が不可欠である と考えられ，フルフラール以外の体臭成分に対する抗体の 作製やサンプリング?濃縮装置の開発を行う予定である．