オープンソースCFD ツールを活用した流体構造連成解析の実践的活用に関する基礎的研究

摘要

本検討によって、OpenFOAM v1706から公開された実践的な流体構造連成解析機能である「Lumped Point Fluid Structure Interaction 」を活用し、構造解析ソルバーとしてCalculiXを用いるシステムの機能を確認した。これより計算量を抑えたFSIが実現できることになり、高層建築物のモデル化に限らず、質点の連続でモデル化できる構造に対して実践的な活用が可能であることが確認できた。今後は線状の構造物だけでなく、面状や立体の構造物への拡張を検討する予定である。