セグメントからSENSへの換装に関する施工計画および施工実績について

摘要

羽沢トンネルでは，初めてとなるシールド工法からSENSへの換装工の課題を洗い出し，その対策を検討， 実施した.その結果，シールドマシンは平成28年9月末 に1回目の換装位置に到達したが，懸念されたテールク リアランスおよびエンドパッキン撤去に伴うスキンプレ ートの切断位置からの地下水や土砂の流入を防止し，平 成28年12月に無事SENSでの掘進を開始した.今後は今回の知見を活かし，SENSからセグメントへ の換装工の検討を深度化し，安全で確実な施工に 努めていく所存である.今回の換装工の実現により、1基のシールドで合理的 な覆工構造の選択が可能となったことにより、SENSの 適用範囲が従前より広がったと考えている。今後、実績 を重ねSENSの採用が拡大していくことが期待される。