衝撃波と火炎の干渉に関する研究は,従来から火炎の不安定性を解明するための研究として位置づけられてきた.しかし,近年ではこれが爆燃から爆轟への遷移(DDT,Deflagration to Detonation Transition)の一つのきつかけとして考えられ,実験的にも数値解析的にもさまざまな研究がおこなわれている.Marksteinらは,予混合気で満たされた閉空間の中で着火が起きた際,その着火による弱い衝撃波と火炎が干渉することによって,乱流火炎が引き起こされることを実験的に観測した.また,その衝撃波の強さが乱流遷移のしゃすさに関係があることが.
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