道路周辺におけるプラスチック製雨水地下貯留浸透施設の適用状況の分析と調査

摘要

近年，ゲリラ豪雨といわれる局地的な大雨の増加など自然環境が大きく変化している.そのため，各自治体においては雨水浸水対策を強化している.対策を強化するに際して，道路周辺部分の活用に着目する自治体がある.表1に各自治体の考え方を示した.道路周辺部分の活用に着目する理由としては用地確保の観点や浸水エリア近傍での対策ができることが挙げられる.これらの自治体では道路周辺における具体的な対策内容についても示している.そこで本研究では，道路周辺における対策として，プラスチック製雨水地下貯留浸透施設（以下，プラ製貯留浸透施設）を取り上げ，その適用状況の分析と施設の調査を行ったので，その内容について報告する.