巨大メッシュのアウトオブコアかつ分散可能な簡略化手法－第2報 分割統治法による簡略化

摘要

近年、巨大メッシュに対する簡略化の必要性が高まっている。メッシュ簡略化は、入力の3 次元形状（メッシュ）の特徴を失わず面を削減する技術である。主メモリでは処理できない巨大メッシュを簡略化するため、アウトオブコア簡略化手法が研究されている。アウトオブコア簡略化を行う為に、主メモリに収まるサイズの部分形状にあらかじめ分割する手法は主要な戦略の一つだが、この際、簡略化後の分割形状間の境界の一致が問題となる。本報では、インコアの簡略化手法にもとづき、分割形状の境界が必ず一致する様なアウトオブコア簡略化手法を提案する。