Methanol-to-Olefins(MTO)プロセスの反応機構はメチルベンゼンなどの中間体の側鎖がクラッキングして,低級オレフィンが生成する“Hydrocarbon pool mechanism”に基づくと考えられている.しかし,反応の初期段階における炭素-炭素結合については不明な点が多く残されている.これまで我々は反応初期に生成するメトキシ種に注目し,エチレンとの反応を検討した結果,メトキシ種とエチレンが反応してプロピレンが生成することを報告している.本研究ではメタノール,ジメチルエーテルを反応基質に用いた際のメトキシ種の反応性を検討した.
展开▼