Nb含有極低Cステンレス鋼溶接部の鋭敏化特性に及ぼすC量の影響

摘要

Nb含有極低Cステンレス鋼（UNSNo．S34751）は溶接熱影響部での優れた耐鋭敏化特性から石油精製設備の脱硫装置におけるポリチオン酸応力腐食謝れ対策鋼として使用されている。本報告では、S34751において、C量0.02％以下の極低C量範囲での溶接熱影響部での耐鋭敏化特性に及ぼすC量の影響を調査し溶接後熱処理無く優れた耐鋭敏化特性を確保可能な最適C量範囲を明らかにしたのでその結果を報告する。