Al合金とMg合金の異材摩擦攪拌点接合部のせh断引張強さに及ぼすミクロ組織の影響

摘要

地球環境保全、省エネルギー、省資源などの観点から、自動車の軽量化が望まれている。その一方で、自動車の衝突安全性を向上させる方策も不可欠となっており、多くの場合、車体重量の増加につながっている。これら相反する要求を満足する手法の1つとして、自動車車体のマルチマテリアル化が挙げられ、今後、車体への適用が期待されるAl合金とMg合金の点接合技術の確立が望まれている。本研究では、5053Al合金とAZ31Mg合金の薄板を摩擦攪拌点接合（FSSW）し、得られたFSSW部のせh断引張強度（LSS）に及ぼすAl合金/Mg合金界面組織の影響について調べた。