ダイカスト用Al－Mg系合金/6000系アルミニウム合金における異材重ね摩擦撹拌接合

摘要

アルミニウムダイカスト製品は自動車部晶の軽量化のためパワートレイン部品を中心に数多く適用されてきた．しかし，近年のマルチマテリアル化による更なる自動車車体の軽量化ニーズの高まりから，車体部品や足回り部品にダイカスト製品が適用され始めている．車体部品や足回り部品には強度と延性が求められるが，アルミニウムダイカストで最も使用されているAl－Si－Cu系合金のADC12では延性を満たせず適用が難しい．そのため，高い強度と延性を示し，熱処理が不要なダイカスト用Al-Mg系合金が近年注目されている．