道路橋点検における非破壊検査技術の適用事例（京都府）

摘要

国の施策としては、構造物を定期的に点検·診断し、ライフサイクルコストの縮減を図る予防維持管理の考えに基づいた戦略的な維持管理を実施していく方針が閣議決定（平成21年3月）され、今年、「道路法施行規則の一部改正（平成26年8月施行）」により、具体的な定期点検基準が定められた。これにより、国及び地方自治体が管理する全ての道路橋の定期的な点検が義務化したことで、今後、道路施設の点検やモニタリング技術に対する、技術向上·普及に対するこニーズが飛腿的に拡大することが予想されている。本稿では、京都府における道路橋の将来的な点検の効率化を図ることを目的とし、非破壊検査技術等の適用性を、実橋で試行した一部を紹介するものである。