陽極酸化ポーラスアルミナにおける自己組織化条件の検討

摘要

陽極酸化ポーラスアルミナは，適切な条件下で作製を行うと自己組織化的に細孔が規則配列したホールアレー構造が得られることから，各種ナノ構造材料を作製するための基盤材料として関心を集めている．我々のグループでは，これまでに，様々な細孔周期において高規則性ポーラスアルミナの形成が可能なことを報告してきたが，その中で，大周期の細孔規則配列を得るための手法として二層アノード酸化プロセスを提案し，検討を進めてきた．