Klotho遺伝子欠損マウス大腿骨の生体アパタイト配向性解析

摘要

生体アパタイト（BAp）配向性は、骨力学機能を支配する重要な指標であるが、配向化メカニズムについては未だ不明な点が多く、その解明が不可欠である。一方、Klotho遺伝子は老化抑制遺伝子として知られ、Klotho遺伝子を欠損したマウスは授乳期（～3適齢）では正常であるものの、離乳後、血管障害、循環器障害といった急速な老化の様態を示し、8週前後で死むする。