短繊維強化複合材中の繊維の可視部分および隠れた部分の長さの予測理論のシミュレーションによる検討

摘要

著者は，可視部分の長さや，他の繊維に覆われる部分の幅の予測理論を提案しているが，本研究においては，先に提案した理論の検証を行った．空間中に繊維を数値的に詰め込み，短繊維強化複合材をコンピュータ上で作成した．この複合材を切断して表面から観察し，他の繊維に区切られたいわゆる可視部分の長さや，他の繊維に覆われる部分の幅を求めた．得られた結果と先に提案した．理論結果との比較検討を行い，提案した理論の適用範囲を検証した．