Bi2223超伝導テープ材の平均不可逆曲げひずみ近傍での臨界電流分布の統計解析およびシミュレーション

摘要

負荷ひずみ下でのBi2223/Ag/Ag合金超伝導複合テーブの臨界電流は、不可逆ひずみまでは低下せずもとの値を維持するが、それ以上では損傷の進展に伴って低下することが知られている。また、臨界電流は試料毎にことなり、ひ分布を持つことも知られている。そのため、不可逆ひずみや臨界電流の分布を定量表現できる統計的記述法やこれらの予測法の構築が必要であるが，まだ進hでいない。本研究では、実験による曲げひずみε_B負荷下での臨界電流測定とその統計解析、モデリング·シミュレーションによる不可逆ひずみ分布評価および平均不可逆ひずみを含む曲げひずみ領域での臨界電流の分布の実験結果の再現·予測を試みた。