無人航空機(UAV)を用いた西日本豪雨の広域被災状況調査

摘要

2018年7月に日本全域を襲った「西日本豪雨」は、西日本を中心に大きな人的被害をもたらした。特に犠牲者が多かった広島県と岡山県の被災現場には、マス·メディアが連日取材に入り、被災者が直面している惨状を報じた。我が国では、2011年3月に発生した東日本大震災以降、ボランティアによる復旧·復興支援が定着した。そのため、自然災害等が発生すると、現地自治体は社会福祉協議会（社協）と共に、受け入れ体制を準備し、それが整うと復旧·復興作業に従事するボランティアを受け入れる、という一連のフローが定着している。