可変ピッチプロペラクアッドチルトロータドローンの性能検証

摘要

近年，センサやコンピュータ，バッテリの小型，軽量化に伴い研究職のみでなく民間でも研究が盛hに行われているUAV（無人航空機）であるが有人機と比較した際，人的コストを削減することができる．操縦者の疲労を考慮する必要がない，緊急時のための脱出設備を装備しなくてよいといった利点がある．これらの利点よりUAVは有人の航空機と比較し，軽量，低コストまた長距離，長時間の運用に適しており危険地帯の運用にも向いている．以上のように作業全般おいて有人機より優れていることから新たな労働力として各国で研究がさかhに行われている．しかし，様々な環境下で運用する際，風などの外乱によりUAVの機体制御が困難であることが問題となっている．そのため高度な姿勢，位置制御を可能にするため可変ピッチプロぺラ機構とチルト機構に着目した．