多種混在廃棄プラスチックの付加価値マテリアルリサイクル

摘要

一方プラスチックのリサイクルを考えるとき．産業廃棄物としての処理と一般廃棄物の処理の両面が考えられる．しかし，多くのプラスチックから．単一のプラスチックに分類できれば有効資源として活用は可能であるが，種類の多さ．一般消費者にとっての識別の困難さ．などから分別が不十分で．各種のプラスチックが混在した状態で大半は回収され，付加価値の低いリサイクルとなっていた．このような観点から，数種の廃棄プラスチックが混在した状態でのリサイクルと付加価値化の研究が推進されており．筆者らはプラスチックリサイクルの付加価値マテリアルリサイクルを実用化した．本稿では，分別が不十分な（又は不可能な）混在した廃棄プラスチックのマテリアルリサイクルの例を報告する．