極小径エンドミルを用いた切削加工条件の合理的決定法

摘要

機械システムのマイクロ化に伴い，極小径工具を用いたマイクロ切削加工の普及が期待されている．この小径工具による切削加工特性は検討例はあるものの，極小径工具による切削加工条件の決定法が十分に確立されたとはまだ言い難い状況にある．そこで本報では，一刃の送りSzに着目してΦ1.5mm以下の極小径のエンドミル工具による鋼材のフライス加工特性を実験的に明らかにし，それに基づいた加工条件の合理的決定法を検討する．