雷撃を受けた建築物の内部における「変位電流密度に起因する空間の磁界」と「雷撃導電電流の流れる引き下げ導線」の鎖交に基づく「雷撃導電電流の流れる引き下げ導線」への電磁力と電磁力積－数値計算による定量評価の必要性の提言

摘要

建築物の雷保護対策における電磁力と電磁力積の評価において、「雷撃導電電流による導電電流密度に起因する空間の磁界」と「雷撃導電電流の流れる引き下げ導線」の鎖交に基づく「雷撃導電電流の流れる引き下げ導線」への電磁力と電磁力積が評価されてきた。この小論文では、雷撃を受けた建築物（注釈1参照）の内部における「雷撃導電電流により発生した高電位差による空間の高電界の時間変位に基づいた変位電流密度に起因する空間の磁界」と「雷撃導電電流の流れる引き下げ導線」の鎖交に基づく「雷撃導電電流の流れる引き下げ導線」への電磁力と電磁力積の数値計算による定量評価の必要性が提言される。