東京電力においては、電力保安用通信ネットワークの効率的な監視·運用を行うため、昭和46年からコンピュータを利用した通信ネットワーク自動監視制御システム(以下、ASC(Automatic Surveillance and Control system))を導入し、通信ネットワークの拡大·高機能化に対応して、順次機能強化を図ってきた。また、監視機能の集中化による保守担当箇所の宿直制の廃止、故障判定機能の充実やシステム停止判定機能の開発等による保守管理業務の省力化·的確化を実現してきた。近年、社内業務の急速なIT化や情報通信事業の拡大に伴って、通信ネットワークの信頼度および通信サービスのサービスレベルの維持·向上がますます重要になってきている。さらに電力市場の自由化拡大に対応して、お客さまへのサービス向上、経営のより一層の効率化ならびに、現業業務の実践力強化が重要な課題となってきている。
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