Ni基合金Alloy 617の切欠き材のクリープ変形および破断特性

摘要

本研究では，Alloy617の平滑丸棒および環状切欠き試験片を用いて，700°Cと750°Cでのクリープ試験を実施し，クリープ変形および破断特性に及ぼす温度·ひずみ速度の影響および切欠き効果を考察した．また，平滑丸棒試験片のクリープ変形挙動を精度よく表すことができるクリープひずみ式を提案し，環状切欠き試験片へ適用した．さらに，有限要素解析法（FEM）から求めた応力分布に基づいて，環状切欠き試験片のクリープ破断時間を予測する手法について検討した．