一時停止交差点直進時の視認行動の実路走行実験に基づく解析（第2報）

摘要

交差点の通過は自動車運転においてもっともリスクの高い運転行動の一つである。出会い頭事故は追突に並hで多く、特に重傷事故ではもっとも多い事故類型であり(2010 年、29%)、特に出会い頭事故の70%以上は無信号交差点で生じている。これらは四輪車に対する四輪車·二輪車·自転車の事故統計であるが、これに対歩行者事故を加えると、無信号交差点で生じている事故件数はさらに多くなるものと考えられる。事故類型は詳らかではないが、死亡事故全体のうち35%は人対車両の事故であり(2010 年)、そのうち40%は交差点で発生している(2009 年)。