内燃機関および自動変速機に用いる可変容量ペンデュラムスライダーセルオイルポンプによるCO_2排出量削減について

摘要

「可変容量式ポンプ」とは、圧力制御および流量制御ポンプを包括する概念である。制御機能のない従来のポンプでは、流量も発生圧力も回転数によって変化する。圧力制御式のリリーフバルブを用いたポンプでは出口の油圧は最大値が制限されるのみである。圧力が最大値に達すると、余分の流量はバイパスを通って、直接オイルパンに、またはポンプ入口に還流される。可変容量式ポンプでは圧力と流量を、駆動回転数とは無関係に必要に応じて発生させることができ、それに必要な駆動力は最小限に抑えられる。制御式ポンプの一般的な構造や制御方法には様々なものがある。多く用いられる構造としては外接ギヤポンプ、ベーンポンプ、および当社が特許を持つペンデュラムスライダーセル（以下PSC）ポンプがある。