新宿DHC地区における熱融通による省エネルギー性評価に関する研究

摘要

近年、省エネルギー法改正等を背景にエネルギーの面的利用促進が図られている。地域冷暖房（以下DHC）もエネルギー面的利用の代表的手法の一つであるが、稼動年数の長いプラント機器は効率の低下が懸念されており、既存DHCでは設備の更新や熱融通を進めることによって更なる省エネルギー効果が期待される。そこで本研究では、2013年度から西新宿一丁目地区と新宿新都心地区間で実施されている熱融通について、前年度に行った同地区間の熱融通評価シミュレーションの結果をふまえ、省エネルギー効果の評価、分析を行った。