軌道回路装置のCBM化に向けた状態監視システムの拡充

摘要

CBM を含めた保守体系への転換に向けて、現在運用している信号保安設備の状態監視装置である信号保守情報処理装置の機能を拡充した。しきい値の設定変更により、軌道回路の不正短絡の検知と変更後の健全な運用状態を確認した。データ抽出機能を開発したことにより、軌道回路受信レベルの数値データの外部保存と、データ加工による分析を可能とした。今後は軌道回路の受信レベルの傾向変化を統計的に解析していくために軌道短絡の状態を数値として保存するデータ蓄積を継続するとともにデータ解析を実施し、データの自動取得に向けてシステムの変更を検討する。