振幅依存性を考慮した熱音響コアの周波数応答関数行列計測と自励発振時圧力振幅の推定

摘要

2 入出力系の熱音響コア部を対象に定常発振制御を用いて所望の周波数範囲内で圧力振幅を目標値に維持しつつ，熱音響コア部の周波数応答計測を行った。その結果，2 入出力系とおいた熱音響コア部においても，文献[2] と同様圧力振幅が大きいほどゲインが下がる振幅依存性が得られた。熱音響コア部に入射する一方の進行波圧力成分を0 とするために反射を低減する効果を改善すること、本稿で示さなかったg12, g22 の周波数応答を取得すること、2 入出力系の周波数応答関数行列G を用いて熱音響エンジンの自励発振時圧力振幅を推定し先行研究と比較することが今後の課題である。