ATS-S形地上子の設置場所によるQ低下の防止策

摘要

ATS-S形地上子は、信号機の停止信号現示を一定の信号機外方の車上に伝えATSを動作させ るものであり運転保安上極めて重要な設備である。地上子の保全としては、共振周波数、Q値を 電気検測車及び測定器によって計画的に測定を行い、性能の良否や処置の要否を判定している。ここでQ値とは地上子に内蔵されている共振コイルの先鋭度を表す単位であり、車上子装置との 動作感度に影響する。Q値が高いほど車上子装置との動作感度が良くなり、地上子製作時漸品）の仕様としてはQ=160〜200としている。