光電式踏切障害物検知装置の干渉障害に対する検証と対策

摘要

試験結果により、列車走行ノイズや外光による影響で干渉状態が発生する可能性は低く、増し締め、振動等により工事直後から干渉状態になっている可能性が大きいことが分かった。２)障害物検知装置の干渉試験方法の見直し設置後の締め付け、動揺等によるヘッドの動きに対するマージンは必要であり、計器によるレベル測定からカメラの画像確認に変更することで実現が可能となる。今後、複数の踏切道において従来のレベル測定、波形観測と併せて画像による確認試験を行い、問題が無いことを立証できれば従来の試験から画像による確認試験に変更する計画である。これにより、確認に要する時間は、1踏切あたり10分～15分短縮されると想定している。さらに干渉を確認し、方向調整を行う場合でも目で見て調整が出来るため、調整に要する時間短縮と、確実にマージンを確保した調整が行えるのではないかと期待している。