悪天候時における地上駅ホームドアのセンサ誤検知防止対策

摘要

今回のセンサ誤検知対策の取り組みから、センサは天候の影響を受けて警報を発報しており、センサカバーを取り付けたことで、悪天候時におけるセンサの誤検知を無くすことができた。現在、丸ノ内線四ツ谷駅では、屋根が設置されていないホームドア設備箇所で、改善したセンサカバーの取り付けが完了している。全ての営業線の地上駅にセンサカバー取り付けが実施されれば、更にセンサ誤検知が減少し、列車遅延を未然に防ぐことが期待できる。しかし、台風や強風並びに大雨等の気象条件では、風向きにより、センサへ直接の雨・雪の吹き込みも予想されるため調査を継続し、対策の検討を行っている。今後もホームドアの雨・雪による警報発報を無くし、列車の安全・安定輸送に努めてまいります。