食を介した安心のコミュニティ形成のためのサービスモデル：シェアダイニングの提案

摘要

少子高齢社会の進展を背景に、高齢者の孤立の問題が深刻化している。社会的孤立は、高齢者の生活全般の意欲を低下させるだけでなく、心身の健康を損ねる重要なリスク要因でもあり、安心に年を重ねることのできる長寿社会の実現を考える上で、社会的孤立の解消が課題とされている。そこで、食にまつわる価値や経験を共有できる新しい空間が必要と考えられた。