層状リン酸塩の重金属イオン除去特性

摘要

構造の異なる-ZrP およびα-ZrP の層状リン酸塩の合成を行い、それらの重金属イオン除去特性について評価を行った。α-ZrP は六角板状の組織を有しており、仕込みのP/Zr 比が小さいほど、低結晶性のピークとなり、比表面積値が増加する傾向が見られ、大きいもので35.2m~2/g であった。α-ZrP では、板状の組織が観察されており、46.8m~2/g の比表面積を有していた。これらを用いたCs イオンの除去実験では、α-ZrP においてほとhどのCsイオンの除去ができており、α-ZrP では比表面積に伴った除去能の増加が観察された。