スマートウォッチでの方向指示案内における中継地点導入による直感性向上の効果検証

摘要

スマートウォッチの極小画面において電子地図を用いた道案内はユーザにとって見難いため直感的で認知しやすい案内のインタフェースが求められる．これに対し，電子地図を表示するのではなく，利用者の現在位置から目的地までの距離と方向のみを表示するサービスも存在する．しかしこれらのサービスでは，案内を単純なものにするために，提示する距離や方向は最終目的地に基づいて算出されている．そのためこの案内方法では，指示通りの方向に進hだとしても袋小路に辿りついてしまうことや，川や車道によって指し示す方向に移動できなくなる場合が発生してしまうことが考えられる．