SIFT特徴量を用いた入退室画像判定ツール

摘要

2005年4月1日に全面施行された個人情報保護法をきっか けに、近年ではますます人々のセキュリティに対する意識が 高まっている。それに伴い企業のオフィスなどへの入室者制 限や、入室退室履歴を取得するために入退室管理システムを 導入する企業が増えてきている。入退室管理システムとは、 ICカード認証、暗証番号認証の方法や指紋認証、顔認証と いった生体認証などの方法を用いて本人を特定することで、 入退室を管理するシステムである。ICカード認証などの認証 方式は、今では一般に普及していて、社員証をICカードとして併用するケースは、コストの削減につながることから多 くの企業が導入している。しかしながら、カードを紛失した り、他の人にカードを盗まれるといった事態が起きてしまっ た時は、そのシステムを活用することができなくなってしま うことが問題点となっている。一方、生体認証による認証方式ではICカードや暗証番号と比べて、成りすましができないためセキュリティをより高めることができる力、カードの 認証リーダーに比べてコストが髙いこと、また生体的特徴を 利用するため認証を行うための認証精度に個人差が出ること が、課題として捉えられている。