Chlamydomonas reinhardtii、 Chlorella vulgarisとEuglena gracilisの増殖を促進する細菌の特徴と微細藻類増殖促進機構

摘要

微細藻類は、有望な燃料資源として期待されている。微細藻類燃料の経済的かつ持続可能な生産のために、排水（栄養塩+水）を利用した微細藻類培養が進められている。その実用化には排水中での微細藻類増殖の向上がカギである。排水での微細藻類増殖には、栄養塩濃度、有機物濃度、溶存ニ酸化炭素濃度、pH、光強度·照射時間などの水質および光条件が強く影響することが知られている。しかし、排水中の細菌群が微細藻類の増殖に及ぼす影響は不明な部分が多い。微細藻類の増殖を促進する細菌群とその特徴を特定し、利用することができれば、微細藻類バイオマスの効率的な生産につながる。