窓のエネルギー性能評価に関する ISO 規格の日本の住宅への適用に関する研究その11 方位別および構造別の窓のエネルギー性能計算例

摘要

本報その１１では，その９で提案された窓のエネルギー性能（ WEP： Window Energy Performance， ISO18292規格1））の計算法を用い，窓の熱貫流率U_w，日射熱取得率gwとWEPの関係を検証し，省エネに有効な窓性能を調べる。初めに集合住宅を対象に方位別に計算を行い，方位の違いによるWEPの傾向を検証する。同様に庇の有無による方位別のWEPを検証する。最後に標準住宅モデル（戸建住宅，集合住宅）における，各方位の窓面積比率を考慮した住宅一戸の平均WEP（ WEP_(ave)）を計算し，構造の違いによる傾向を検証する。