スマートエネルギーネットワーク評価のためのエネルギーシステムシミュレーションツール整備:熱融通を行う既存 DHC システムでの精度検証と運用方法の検討

摘要

近年、地球温暖化対策としてエネルギーのネットワーク化（面的利用）によるエネルギーの高度利用は重要な要素の一つとなっている。エネルギーのネットワーク化により高い省エネ性を得られるよう計画し、それを運用・維持するためには、企画段階から運用段階、設備更新に至るまで、ライフサイクルでのエネルギーマネジメントが重要となってくる。そこで街区レベルのスマートエネルギーネットワークをライフサイクルで評価するため、 LCEMツールを拡張させたエネルギーシミュレーションツールSPREEMが開発されてきた。本研究はSPREEMの整備・活用を目的として以下内容を実施する。