既存ストック集合住宅の排水立て管システムへの節水型大便器適用に関する研究

摘要

既存ストック集合住宅の改修・リニューアルに伴い、排水立て管系統に設置された従来型大便器を節水型に取り替える際の課題点として、従来型大便器に比べ、節水型大便器は器具排水流量が増加することにより、排水立て管管内圧力へ与える影響が大きくなること、洗浄水量の削減によって、特に、大口径の配管となる排水横主管内での汚物の搬送性能が低下し、詰りの原因となることが懸念される。