ザッピング視聴を考慮したオーバーレイ型映像配信プロトコルの一検討

摘要

近年、ブロードバンド回線の普及により、インターネット上でのコンテンツ配信が活発となってきている。このようなコンテンツ配信を行うための通信方式としては、主にュニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストなどの通信方式があげられるが、配信サーバの負荷や帯域効率など観点からマルチキャストによる配信に注目が集まっている。また、今後コンテンツの多様化に伴い、インターネット上の放送局は增加していくと予想される。そのような状況では、地上波テレビにおいて一般的に行われている、チャンネルを頻繁に切り替えながらの視聰（ザッピング視聴）への要望が高まると予想される。