ナノカーボンテラヘルツ帯カメラとフレキシブル・ウェアラブル分析

摘要

近年、モノのインターネット社会が進展していく中で、テラヘルツ（THz）波による分析・検査技術の重要性が増している。社会で実用的に使用されるには、性能向上とともに、汎用性、測定の自由度・拡張性、コンパクトさなどが必要不可欠となる。本講演では、測定対象の3次元曲面形状に自在にフィットし、場所によらない簡便な画像計測が可能なフレキシブル・ウェアラブル THz カメラについて紹介する。また、微小サブ波長領域における分光画像分析のため、共鳴周波数を連続的に変えられる非周期型プラズモニック構造体とそのバイオ計測応用についても紹介する。