人感センサーを用いた住み方調査の手法の開発と適用可能性: 大阪市内の集合住宅を対象として

摘要

人感センサーにより各部屋の滞在状況の詳細な時間変化を記録することで、一日の部屋の使われ方をより詳細に推測できる。同時に使われやすい部屋の組み合わせを明らかにすることは、住宅設計への応用可能性がある。一方で家族それぞれの滞在状況が区別できないことや行動の内容は分からない等の問題もある。今後は、同時に計測した温湿度や照度等のデータ、ヒアリング・行動記録等との組合せでどのような分析ができるかを探る。