建築の外部空間構成における「間合い」の研究（その7）:歴史的建築における意識型と配置、立面構成との相互関係の分析

摘要

前編に引き続き、配置、立面構成と意識型の関係性を明らかにする。空間構成の特徴・特性と心理的評価との関係をより詳細に明らかにするために、クラスター分析で得られた意識型C １～ C ６の６タイプと、配置・立面から得られた物理量をアイテムカテゴリーに分け（配置：回廊・樹木の有無、二棟の建物が同規模か異規模等　立面：建物が一層かその他、屋根形状、回廊の有無等）（図１）、クラスター分析にかけ、〈配置〉は６タイプ、〈立面〉は9 タイプ（図2）に分類した。配置と立面形態それぞれマトリクス分析を用い、〈意識型〉との相互関係を分析した。