都心部立地の高経年コーポラティブ住宅群における運営履歴の解明同年代、同規模の特質を持つ「都住創」シリーズの比較を通して(1)　管理体制と新規居住者

摘要

以上、インタビューによる管理状況をまとめた。親睦会等実施が半数程度にとどまるなど、経年による交流の低下は同様に確認できたが、一方、自主管理を継続している住宅は多い。また、新規居住者への面接等は実施しておらずとも、自主管理、コーポラティブ住宅、あるいは店舗の情報発信,100 m~2超住宅の希少性により、おのずと居住者が選定されている様子が確認された。大規模修繕等の建物維持管理あるいは管理規約の整備については別稿にて報告予定である。また、既報の土地建物登記簿調査と合わせて、さらなる分析を行う。