学校飼育動物との関わりの場における児童の行動に関する考察：小学校での小動物飼育事例に着目して

摘要

今回調査において、飼育形態の違いによる児童と動物の関わり人数や滞在時間について、一定の傾向を論ずることは困難であった。しかし、ケージ飼育環境における児童と動物との関わりの中で、「他の児童が動物と関わる様子を観察する児童」即ち間接的観察児童が多くあらわれるという点を見出すことが出来た。今後、これら児童の行動の特性の詳細な分析を通じて、空間特性との関係及び発生しやすい空間要件を見出していきたい。