まちづくり等の活動団体の組織運営に関する研究（その2）: 活動状況の詳細について

摘要

調査結果から、多くの団体が地域の自然や景観、また伝統的なまつりなど地域資産を活用している。また、7割の団体が既存のコミュニティから様々なサポートを受けながら活動に取り組hでいる状況であった。団体の活動について地域住民の参加状況から、多くの事例で団体が取り組む活動が地域に周知されている状況が伺えたが、3割強の団体について、地域住民が運営に携わっており、地域住民と連携しながら活動に取り組hでいる状況であった。これまでの他の団体との連携について、ほとhどの団体の対象が行政や地域内の団体や学校等であった。また今後、重要であると考える連携団体についても同様の結果となったが、学生等、若者との連携について、約半数の団体が重要視している点が特徴として挙げられる。今後も活動を継続していくために重要視している点として、担い手の育成や団体構成員など、活動人員の確保を課題としている団体が多くみられた。また地域内外の連携強化についても課題としている結果となった。今後も調査の分析を進め、継続した取り組みを行う組織の特徴を捉えていきたいと考えている。