複合化蓄熱方式とハイブリット空調を採用した事務所建物におけるエネルギーの評価・改善に関する研究その4 夏期の最適運転方法の検討と実システムへの適用

摘要

本研究は、対象建物に導入された空調システムの氷蓄熱システム、水冷HP チラーを対象にシミュレーションモデルを構築し、最適な運転方法の提案と評価を行うものである。前報では、2016 年6 月の実測データ分析を行った上で、氷蓄熱チラーと水冷HP チラーのシミュレーションモデルを構築してシミュレーション精度検証とケーススタディを行った。本報では、2016 年7 月～8 月実測データを用いて最適運転方法を検討し、その結果を実際に対象空調システムに設定して検証を行う。