ドライアイスを利用した室内自然換気量の測定法室内環境及びドライアイスの重量がCO2 発生率に与える影響

摘要

本研究は、ドライアイスをトレーサガスの発生源とする自然換気法を提案し、室内環境やCO_2 発生装置の条件を変化させた場合のCO_2 の発生率を検討するものである。温度、湿度を制御できる人工気候室において、室内温度、湿度、気流およびドライアイスの重量、開口部の大きさを変更して実験を行い、以下の知見が得られた。ドライアイスの質量が大きいほどCO_2 発生率が大きい。全ケースで時間経過とともにCO_2 発生率が徐々に減少している。湿度、温度によりCO_2 発生率はほとhど影響されない。今後、CO_2 の発生率とドライアイスの質量との相関を解明し、発生率の補間をする予定である。