高層ビルのエレベーターシャフトにおける煙突効果の防止策(第2報)エレべーターシャフトに設ける自然換気口の設計手法の検討

摘要

本研究で実測した高層ビルをモデルとした換気計算により、シャフト高さ70m程度以上の場合にはEVシャフトの煙突効果を防止する対策が必須であること、EVシャフト下部に外気と通じる自然換気口を設ける手法を導入する場合、いたずらに大きな換気口を設置しても効果が期待できないことを示した。また、EVシャフト高さとEV設置台数、EV着床階、また外気取入ダクトの横引有無が煙突効果発生に及ぼす影響を定量的に示した。