摩擦増大用アスファルトマットと水中不分離性コンクリートとの摩擦係数

摘要

本実験では，摩擦増大用アスファルトマットと水中不分離性コンクリートとの摩擦係数を，鉛直荷重，鉛直荷重上載時間，水平載荷速度を要因として測定し，その傾向を把握した。各実験条件が摩擦係数に及ぼす影響は，これまでの普通コンクリートを使用した既報実験結果と同様の傾向であり，摩擦係数も同等の範囲であった。実験結果から，水中施工された水中不分離性コンクリートの打設面に対しても，摩擦増大用アスファルトマットの摩擦係数の設計値を0.8 以上として良いと考えられた。