RPD を用いた連続打撃動的貫入試験による脆弱部の支保パターン設計

摘要

小嵐トンネル調査坑 期工事(長野~静岡県)は全長1,211m の調査坑を建設するものであり，青崩トンネル本坑掘削に利用する地質データの取得を目的としている．本トンネルでは，ロータリーパーカッションドリル(RPD)を用いた水平ボーリングを全線で約90m おきに実施し，切羽前方の要対策土の有無の判定と水抜き及び地質を確認した．この際に実施した連続打撃動的貫入試験により地盤の変形係数を推定しており，本稿では，RPD による変形係数の推定方法と，これを用いた脆弱部の切羽前方に適用する支保パターンの設計事例を紹介する．